「あ・・えっと・・そうだ、髪!髪、長くてうざったいんだ。切ってもいいか?」 「う~ん・・。それは、成長の面の実験で使いたいからな・・・。悪いが、ゴムで束ねてガマンしてくれ。」 浦波は、ベッドから立ち上がり、扉に向かった。 取っ手に手を掛けて、振り向いた。 「ああ!そうだ。インターフォンは、一度押せば、僕のカードキーに伝わる。だから、連続押ししなくて大丈夫だよ。」