三津谷が、脇にあった壁を推した。 ピッっという機械音を立てて、壁が左右に開き、奥に光が見えた。 ついてこい、とでも言うように三津谷はその中へ足を踏みすすめる。 少しだけ間隔を開けて、オレはその背中を追った。