オレは、真っ白になりそうになる頭を抑えて、後退する。 とたん、背中にとす、と何かがあたった。 「へぇ。今回は、見つけるの早かったですね。知能レベルが、ようやく本体に近づいてきましたか。」 聞くのも不快な、あの男の声。 「三津谷、祐一ッ・・・!!」 「やあ、no.56。・・・浦波さんが探していましたよ?」