愕然とした。
ビンの中で美しく、安らかに眠っている彼女を見た時。

頭の中で何かが、音をたててはじけ飛んだ気がした。

目が、ひきつけられる。


ナナミ。

ななみ。

七海。


その名前が出てくると、頭がズキリと痛んだ。