神様に嫌われるその前に

これは無限のループなのだと、そう思う。


私が、この組織に捕らわれている限り、終わることのない荒んだ日常。


嗚呼、なんてクダラナイ。



そう思うと、なんだか無性にイライラして、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばした。



ガンッという破裂音に似たものが響いて、中に入っていたゴミは勢い良く飛び散る。

バカみたい。


こんなことしても、気分なんてちっとも良くなりゃしないのに。



ため息をついて、その場を後にしようとした刹那、背後から聞き覚えのある声がした。




「おい、片付けねえつもりか?」



振り返って見ると、案の定見覚えのある顔で、私は更に深くため息をついた。



「別に、私が片づけなくても、清掃員のオバチャンが片づけてくれるし、いーじゃん」



「そういう問題じゃねーだろ」




じゃあどういう問題?

なんて聞き返しちゃいそうになったけど、面倒なことになりそうなので、寸前で言葉を飲み込んだ。




「だいたいテメーは調子乗りすぎなんだよ。そんな態度じゃなかったら俺だってテメーを敵視したりしねぇ」


「誰も敵視しないで欲しいなんて言ってないでしょう?
したいならどうぞご自由に」