「あ、先輩お菓子食べてみてください」
ラッピングをほどいてその中にあったトリュフを口に入れた。
あ、普通に美味しい。
てか、普通の何倍も美味しい。
「なんか、バレンタインみたい」
「あ、確かにそうかも♪じゃあ、バレンタインにはこれ以上のとびっきりを作るね!」
「き、期待してる」
あ、そういえば……
「私もプレゼントあるんだ」
棚においてあった2週間前に買ったものを渡す。
「ありがとぉ」
って言って柊くんは中身を取り出す。
マフラーだ。
「やった、マフラーだ!この色のが欲しかったんだよね~」
「よかったー!いらないとか言われたらやだもん」
「そんなこと言わないよ?大好きな風花先輩から貰うものだもん!全部気に入っちゃうよ」



