イチゴ大福


「じゃあ、やす!ごめんついでに手伝って!」

私がそう言うと、

「めんどくせーな。」

そう言いながら手伝ってくれた。

「ってことはダウトは一時中断だな。」

赤髪が言った

「だな。早く作ってこいよ。腹減った。」

タケもそういうので、仕方ないから

…うきうきしながらキッチンに向かった。


「あ、やす!これゆでて!」

「は?茹でる必要ないだろ」

「え、生で食べたらお腹壊すよ?」

「え、今までずっと生で食べてた…」

「…すごいお腹してんだね。」

「あれだよ。俺、鍛えてんだよ。腹を。」

「…そっか、おめでとう。」

「お前、信じてないだろ。」

「え、そんなことないわよー」

「クソ棒読みだな」

ふっ

ほんと面白いわ

なんだかんだ文句言いながらも、料理は順調に出来ていく。


「「できたー!!」

やっと完成しましたよ、

って言っても三十分くらいだけど

「やす、これ持っていって!」

「は、俺かよ…」

なんて、文句言いながらも全部持っていってくれた。

…私、半分の意味で言ったんだけどなー

ありがたやありがたやー