「紅音ー!」 外から麻妃の声がした。 え、まじで、 もうそんな時間ですか? ごはん食べてないィィ! 「はい。今日のお昼と朝ごはん。」 お母さんは、見通していたかのように、 さっとわたしてきた。 さ、さすがお母さん… 私はそれを受け取って、 急いで家を出た。 「お母さんありがと!行ってきますっ!」 「はーい。いってらっしゃーい。」