ほんとにね、

「そんな褒めなくてもいいぞー」


…褒めてないしね。

って、んん?

わたし達はバッと声のした方を見た。

そこには、金と黒の髪をした男が立っていた。

「よっ!」


「なんだ、和紗か。」
麻妃が安心したように言った

「びっくりしたぁ、」

「葵だったら殺されてたな。」
雅人も安心したみたい。

「お前らなぁ、なんか色々つっこみたいよ。」
和紗がため息をつかきながらそう言った。