部屋から出ると…


類が前で待っていた。


類『おはよっ』


私『お、おはよ…』


すぐ過ぎ去ろうとしたら


私の手を掴み、


類『あのさ、告白のこと…忘れて。

俺、諦めるから。

だから友達としてこれからも接してな?』


え…


諦めるって…


でも、そうだよね。



私『わかった…』




類『せんきゅ…

てか美紅、後ろの寝癖ひどいぞっ』


私『えっ!』


私は急いで鏡を見ると…


寝癖なんて…ついてないじゃんっ!


私『類〜!!騙したなっ』


類『はいはーい。すいませんっ』



また、いつもの調子に戻り


類も元気になったみたいだった。