ハアハアハア… 崖のところまできちゃった。 “忘れられない人” 私、とっさにそんなこと言っちゃったけど… でも、嘘ではない… 気がする。 私、類のこときっと好きなんだと思う。 でも、心のどこかで 誰かが呼んでいるんだ… 私は恋しちゃいけない気がするんだ… 自然と涙が出てきた。 すると… ─ドンッ 私『きゃあっ』 私は誰かに押されて崖から落ちた。