洞窟に入ると… 薄暗くて、天井のすみには クモの巣が張り巡らされていて… さすがに、怖くて震えがとまらなかった。 すると 類『美紅…だから、怖いのかって聞いたろっ』 私『う、うん…じゃあちょっとだけ』 といい、私は類の服の裾をつかんだ。 類『それじゃあ、あんま変わんねえだろっ 時間もないし…はやくいくぞっ』 そう言って私の手をつかんで ズンズン前に進んだ。 ─ドキンドキン… なんで、類の前だとこんなに 胸がときめくんだろ… でも、私は…