一生の恋バナ



美紅side




無人島に来て、二日目の朝。


すると、


『おっはよー』


と絢香の声がして、ドアを叩く音が聞こえる。



んっ…


腕時計を見るとまだ5時前だった。


まだ眠いよ…


目をこすりながら開けると



えっ…!?


類…近い!!


手を少し伸ばせば届く距離に類が。


私『類っ起きてっ!!起きてっ』


類『んー…今何時?』


私『まだ、5時前なんだけどね…

みんな、もう来ちゃってるみたい』


類『まじかよ…』


私『私、着替えするから…あっちむいててね』


類『はいはいっ。俺もじゃあ着替えるわっ』


私と類は早めに着替えて


外で待ってるみんなのところへ。


私『ごめんごめんっ』


絢香『それは、いいから…

朝焼け見に行くよっ』


陽介『はいっじゃあ、みんなダッシュ!』


みんなは、海のほうに向かって走ってく。


ちょ…みんな速いよ…


少し、遅れている私のところに


類が来て…


類『ほらっ…』


といい手を出した。


私『えっ…』


と躊躇していたら


類『いいから…

完全に登っちゃう前に行くぞっ』


なんて言って私の手を引いて


走り出した。