一生の恋バナ




類side




ようやく、陽介や誠たちの小屋がある所までたどり着いた。


みんなが辺りを見ている間に俺は陽介に


俺『わりっ!

俺、作りたいものあるから後は頼んだっ』


と言って、森の方に向かった。


しばらく歩いてると、



ミシミシ…



ん?動物とかか?


と、木の陰から出てきたのは…


れいらだった。


俺『れいらどうした??』


れいら『類くん、一人だと危ないから着いてきちゃった♪』


なんて言うから


俺『女じゃあるまいし、大丈夫だよ。

まあ、でもありがとなっ』


れいら『いえいえ…ところで何するの??』


俺『うーん…

小屋を作ろうと思ってるんだけどな…』


れいら『じゃあ、私も手伝うねっ』


類『いや!大丈夫だって。第一、危険だし…』


れいら『大丈夫だよっ♪』


類『んー…じゃあ、木の枝集めてこれるか??』


れいら『了解です!』


そうして、俺が設計している間に集めてきてもらうことにした…


すると


『キャーー!!』


れいらの悲鳴だ。


慌てて駆けつけると


れいらが俺に抱きついてきて…


俺『どうかしたか?』


れいら『ごめんなさい…

ただ大きい蜘蛛がいただけなの…』


そうやってれいらは上目遣いで俺を見た。


ん?なんか、どっかでこの顔みた事あるような…


類『あのさ…こんな時に聞くのなんだけどさ…

俺ら、どこかで会ったときにある?』


れいら『…い、いや!そんなことないよ?

ごめん…ちょっと具合悪くなってきたから

小屋戻って休んでくるね…』


俺『大丈夫か?』


れいら『うん…

少し休んだらすぐ良くなると思うんだけど

…ごめんね』


俺『そっか…お大事にな?』


れいら『ありがとう類くん…』


そうして、れいらは小屋に戻った…


まあ、大体設計も完成したし…


あとは、作るかっ。




6時間後…


やっと作り終えた。


あとは、小屋にもどって…


すると、みんなが集まってたので


完成したのを見てもらおうと、俺の作った小屋のところまで連れてきた。


美紅…めっちゃ喜んでくれてる。


少し、ボロくさいけど喜んでるもらえてよかった。


れいらの方を見たら、普通に元気そうだったから安心した。