一生の恋バナ



美紅side


5時になり、ヘリコプターが家の前に…


それに乗り込んで私達6人は無人島へと


向かった。


6時間ほど乗って到着。


誠以外は


“着いた着いた〜”


など言ってはしゃいでいる。


そんな私も旅行気分で少しウキウキしている。


とりあえず、小屋のある方まで歩くことになって歩いてるんだけど…


私『さむっっ!!』


れいら『確かに…

無人島っていうから

もっと暖いとおもってたんだけど…』


私はやばいことに気がついた。


ほとんど薄手の服しか持ってきていない!!


類『えっ何言ってんの??超暑いじゃん?』


私『類大丈夫??熱あるんじゃない?』


類『俺、平熱たけーんだよっ。ほらっこれ着ろっ』


なんて言って私に自分が着ていた上着を投げつけた。


私『えっ!!』


類『いいから、着ろよっ』


私『ありがとう…』


そこで、絢香と陽介が


絢香『なんか、

見てるだけで暑くなってきたね♪』


陽介『なっ♪』


と言いからかってきた。


私『や、やめてよっ!!二人とも!!』


類は何も否定しなかったので


私『もう!類からもなんか言ってよ!!』


類『いや、体力消費したくないからなっ』


しばらく歩いていると…


赤い小屋と青い小屋が見えてきた。


れいら『やっと着いたね〜♪』


絢香『あっでも…美紅たちっ』


私『あー!!忘れてた…』


そう言えば、私と類は外でねるしかないんだった。


なんか、丁寧にハンモックが2つ分外に用意してあるけど…絶対寒いよね??


でも、トイレと地図だけしか


用意されてないって書いてあったから…


それだけでも十分か…


しばらく辺りを見て回ってると


誠『なあ、類いなくね??あと、れいらも』


えっ…?!



そしたら、

陽介『あーっ俺らが辺りを見ている間に

俺に言い残していったんだけど…』



“俺はやりたいことあるから、今日はあとのことはよろしくっ”



陽介『まあ、そんな感じで

行っちまったんだけどね…

れいらもたぶんそれについてった。』