朝4時頃、放送がなった。


《みなさーんっあと、1時間ほどでヘリコプターが到着致しますので、最後の準備をして5時に外にでてくださーいっ》

みんなはその放送を聞き、


リビングに集合した。


私は一番早く来たので、


朝ごはんを作っていた。


って言っても、時間がないからおにぎりをにぎってただけなんだけどね。


しばらくするとみんながそろい、おにぎりも丁度できたので食べた。


絢香『あのさ、無人島ついた時

お風呂を準備するペアと、

食材を集めるペアに今、わけない?』


れいら『そうだね♪

じゃあ、私は…お風呂を準備しようかなっ!!

類くん…一緒やらない??』


えっ??る、類??れいら、誠とペアじゃ…



そっか。準備とかはペア関係ないんだった。



どことなく、れいらはかんなちゃんに似ているところが感じられた。


類『あっ、俺…ごめんっ。

初日の今日は悪いんだけどさ、

一人でやりたいことあっからっ』


れいら『あ、そうなんだあ!!

じゃあ、女子3人で

お風呂を準備するでいいかな?』


誠『じゃあ、俺と陽介で食材集めてくるわ』


分担が決まったところで、みんなはおにぎりを食べ終え自分の部屋に向かった。


すると、



─トントンッ


入ってきたのはれいらだった。


れいら『美紅っ今日から頑張ろうね!!』


私『あっ、うんっ』


私はさっきれいらが類を誘ったのが少し気になっていた。


れいら『あっ。美紅さっきのこと気にしてるでしょ?』


私『えっ!私はべつに…』


れいら『美紅って嘘つくと

絶対人の目を見ないからばればれだよっ。

何年一緒にいると思ってんのっ』


と言ってれいらは得意げに笑った。


さすが、私の親友で幼なじみだな…


見抜かれてる。


れいら『残念ながら、さっきのは

美紅のいじける顔がみたくて

そうやったんだよっ♪フフッ』



─ホッ…


えっなんで私ホッとしてるんだろう。


私『あっもうすぐ5時なるよっ!

ほらっ準備してきなよっ』


そう言ってれいらを自分の部屋に戻らせた。