美紅side
外に向かったら
陽介と綾香も練習していた。
陽介は読者モデルをやってたということもあって、少し慣れている感じがした。
類『美紅こっちっ』
私『あ、うんっ』
類『練習するのはいいけど、どうやってするか…』
私『あのさ、
前テレビでみたことあるんだけど、
頭に本乗せて、落とさず歩いたり、
平均台の上でバランス保ったりする練習は?』
類『なるほどっそれいいな。
たまにはいい事いうんだなっ』
私『はい?
いつもいいアイディア出してるでしょっ』
類『へいへいっ』
全く…類ってば相変わらず減らず口だし。
わたし達は細い台と本を用意して練習した。
しばらく練習してると、私が足を踏み外して
私『きゃっっ!!』
目を開けたら落ちそうになったところを類が受け止めてくれたみたいだった。
─ドキッ
胸がざわついた…
類『美紅!!大丈夫か?』
私『なんとか…生きているみたいっ』
なんて言って微笑すると
類『まじ、びっくりしたわ!!
美紅ただでさえ鈍臭いんだから、
気をつけろよ?』
私『鈍臭いはいらないっ!!
…でも、ありがとう』
類『おう。じゃあ、慣れてきたことだし、
平均台はやめて、普通に歩いてみるかっ』
私『うんっそうだねっ!!』
類はどうやら、私のことを気遣ってくれてるみたいだった。
そうして2日…3日と練習をして、
いよいよ、ファッションショーの日がやってきた。

