類side



俺はベランダで風に当たってた。


気持ちは落ち着いたが


やるせない気持ちでいっぱいになってた。



しばらくしたら、


『類っ』


と声が。


美紅だった。


とりあえず俺は謝った。


でも、美紅は


美紅『てかね、私より誠に謝ってきなよ?』



ああ、美紅は誠の事が好きなんだな。



俺はそう確信した。


俺『わかってる...はあー...』


美紅『何でため息なんかついてんの幸せにげるよ?』

俺『いいんだよ。

どうせ今幸せじゃないからな』



美紅『類...どうし』



俺は美紅の言葉をさえぎって、腕を引っ張って抱きしめた。



美紅『ちょ…類…??』



俺『ごめん。しばらくこうさせて…』


俺は美紅を守ってやらなければなんないのに


俺が美紅に守られてるんだな...



俺、ほんとかっこわりい...