洸夜〜SIDE〜



腕の中に月美がいる。



兄貴を見ると月美を見つめていた。



だいぶ前に月美と付き合っていたらしい。


月美だって本当は、兄貴と一緒にいたいのだろう。



俺は、月美の隣にいたい。



兄貴には、譲れない。



俺は、兄貴を睨みながらそう誓った。