「いやぁ~、美味しかったね。」と、かんなが幸せそうにいう。
それを私と七海はうんうんとうなずいた。
「 昴も将来、ケーキ屋継ぐのかね~」 と、七海がおばあちゃん口調で言った。
「確かにね~。どうなんだろ。でも、昴ん家って厳しそうだし、継ぐんじゃない?」
「「あぁね……。」」
確かに、昴も手先器用だし、ケーキ作りとか上手そう。
「でも、あれでケーキも作れたらもう、女子じゃん。」 と、つい口に出してしまった。
だって、女子より、可愛いし、器用だし、男子にナンパされてること何回もあったし。
まぁ、ほんと、顔、整ってるもんね。

