そういえば、昨日、梗太さんと行ったコンビニで買ったのは優くんと食べたんだった…

さすが優くん、気が利くなぁ。
きっと、コンビニついでに、アパート周辺のお店や建物、目印…私が迷子にならないように探してくれたんだろうな…

私のために…………

私のっていうか義妹のために………

「……さ…お〜い、梓!」

「ん!?えっ!?あっ、はい!?」


「何をぼ〜っとしてるんだよ?まだ眠いのか?」


「えっと…あ〜うん…まだ少し眠いかな…」


「しょうがね〜なぁ。まだ時間あるし、少し寝ろよ。ほれ、来いよ。」


えっ…優くんが、両腕を広げた


「優くん……それ、なに?」


「お義兄様が布団代わりになってあげようではないか!さぁ、こい!!」


「やっ…やだよ!布団あるし!」


「寒いんだよ!オレが!」

寒い…それを言われたら…逃げようがないんだなぁ…わざわざ来てもらって…


「優ちゃんのオニ…」


「なんか言ったか?」


「いえ…何も…」

私は優くんのそばにいき、後ろから抱きしめられる形になった…


恋人同士ならなぁ…幸せだよね、こーゆーのさ…

優ちゃんの腕が…胸が暖かくて、思わず瞼が落ちていった…