俺は椅子の背もたれにもたれた。顔をあげる。



「あ――――・・・・・」

手で顔を覆った。



未央を見てると見飽きない。

未央と一緒にいると癒される。

未央からメールがくると嬉しい。





未央が可愛い。






アキラの言葉が俺の頭によみがえる。


『これは惚れてるね。
絶対これから惚れる』



「・・・・・そっか・・・・」

俺は天井に向かって呟いた。



俺がこんなに嬉しくなるのは

俺がこんなに楽しくなるのは

俺がこんなに優しい気持ちになるのは


俺がこんなに未央を想うのは




俺が



未央を好きだからだ。