俺はページを開こうとして、やめた。




今はまだ読むべきじゃない。




いろんな想いが詰まったものだから、簡単に開くべきじゃない。


特別な俺たちの秘密が詰まったもの。






いつか、そのときがくるまで。




俺はもう一度引き出しに閉まった。




あの時の、辛い気持ちじゃない。



新たな一歩を踏み出すための、希望をこめて



俺は



鍵をかけた。