「おい、紫桜とか言ったな。行けんのか?」
…いきなり話ふるなよ。
まぁ、混ざりたいとは思ったけど、多分…
「バッチリいけますね。これだけ魔法使いがいたら」
そういいながら笑ってみた。
先輩たちが目を見開いて驚いてる。
ビンゴか…。
「気付くの早くね?というか、早すぎだよ」
「野口さんに関しては最初から気づいてます」
普通に気付いたんだけどな…。
そんなに驚くことなのか?
確かに、凡人には気付かれないレベルで隠れてるんだよな。
「今来たばっかなのに勝算あんのか?」
「…敵の数によります。あと、リーダーがいるかどうか」
敵の配置に人数。ここは把握しておきたい。
それに、リーダーがいるなら、そいつを潰しておきたい。
ただ、奥に潜むボスなら…
「というか、なんでおとなしく嬲られてたんですか?」
もう傷だって治ってる。治癒能力かな。
でも、眼帯と包帯を外していないのには違和感があった。
「そりゃあ…探りやすいからな」
にやりと笑った一人の先輩。太一さんだっけかな。
その次にスナップを鳴らす。
目の前に学校全体が映像化されたものが映し出された。
「投影魔法か…」
「こいつの得意技。趣味悪いのしか使わないんだよな」
うるせぇって言いながらどついてる。
あぁ、俺に話しかけたときに使ったのこの人か。
心を読むという趣味の悪い魔法を使ったのは。

