目に入ってきたのは、野口さんが血だらけで倒れているものだった。
他にも3人先輩がいる。野口さんに聞いたことはあっても、関わったことのない人たち。
一瞬、野口さんの新手のギャグかと思った自分の目が憎い。
先輩たちはどれも手足を縛られていた。
そして、昇降口で見た黒ずくめと同じ格好をした奴が立っていた。
この場合、どう動いたらいいか、なんて悩む必要もない。
強行突破…かな?いや、意味が違う。
まぁ、突っ込むか。
こういう時は、ドアから入って、何も言わずに…!
<ガラララッ>
「なっ!?なんだお前!!動くな!!それ以上近づくとコイツが…」
さすがにここから入るのはまずかったか…
先輩の視線が痛い。
黒幕はなんか銃口を先輩に向けてるから…遠慮しない。
「どうでもいいよ!!!」
「ぐぁぁぁああ!?」
…弱すぎだろ。殴っただけなのに。
まぁ、解決!!
「…紫桜、なんでいんの?体育館のほうに連れてかれたんじゃ?」
「体育館?いや~…遅刻してきたんでわかりません」
語尾に星マーク付ける勢いで行ってみた。
それより、怪我の処置と縄ほどくのが先かな。
「おい1年。縄ほどいて」

