「離すなよ!」
野口さんは、ちゃんと手を掴んでくれた。
でも、これじゃ助からない。
「あっ!?くっ…!」
<ビリビリビリ>
互いの腕に電撃が走る。
体が反発してる。
もう、限界
「スカイ・ウィンドウ」
「スパイラル・リーフ」
「スパイラル・ブリージング」
え…?
コンクリートにたたきつけられる直前、
体は宙に浮いた。
「…間に合った」
宙に浮いていたのは、俺達だけでなく、
先輩たちもだった。
「大丈夫か?紫桜」
「…なんとか」
野口さんに抱えられるようにして浮いている俺は、
体に異変を感じていた。
「一回、帰るか?」
「…美術室に。あそこは安全です」
先輩たちは、一瞬戸惑ったが、すぐに美術室に向かった。
俺は、野口さんに抱えられたまま。

