Blue sky days


「「「「申し訳ございませんでした」」」」

「何がですか?というか、なんで戻ってこれたんですか」

 5分と立たないうちに先輩たちは戻ってきた。
正確に言うと、降ってきた。

「いや、俺達には忠実な僕であるホウキがあるわけでしてね…」

「一緒に燃やしとけばよかった」

 炎を使うのはいいけど、魔力を消耗してしまった…。
これからあと2時間も授業があるというのに…。
また倒れたら、先輩たちに叱られそうだしな…。

「もういいですよ。別に。怒ってませんし」

((((怒ってんじゃん…))))

「というか紫桜、お前今日粉飲んでないだろ?」

 名前で呼ぶなら日頃から呼べよ。
先輩たちってホント怖い。

「…忙しすぎて飲んでませんでした」

「…丹野、お前、粉について詳しく説明したの?」

「いや、忘れてた」

 粉についてって…なんかあるわけでもないとは思ってたが…
さすがに昔話にまで出てくる粉はあなどれねぇ…

「この粉、1回飲むと効果が切れるって昔話で入ってるけど、正確には違うんだ」

「え?…違うって…どう違うんですか?」

「この粉は、飲んだ人の性格を抑える効果もあるんだ。
 昔話では、王子が臆病だったんだ。
 それで、臆病だから自分を守ろうとして無意識に魔法が発動するようになった。
 紫桜も、同じ効果が出てるんじゃないのか?」