丹野さんは出した粉を、こぼさないようにしまった。
(もちろん魔法でな)
「…さて、紫桜、これ飲んでみて」
「一回死にましょうか」
言われたとたんに即答すると、野口さんが突っ込みたいという顔をする。
まぁ、そんなものは無視でもしとけばいいかな。
「いや、でも試しとかなきゃいけないから、飲んでみてもらわないとな」
瓶を手渡しで戻しながら丹野さんも飲むように言ってくる。
何だこれ…飲まなきゃいけないのか?
「…じゃあ、せめてお茶に混ぜてください。
昔話のほうでも食材に混ぜていたんだし…」
そういってみた。すると、野口さんがお茶を入れてきてくれた。
冷蔵庫が死角だから信用薄いけど。
「はい。じゃあ飲んでみて」
コップを置くと同時にものすごい笑顔でこっちを見てくるので、
しょうがなく瓶のふたを開けて一つまみだけコップに入れた。
粉はお茶の中に入るなりすぐに溶けた。
まぁ、大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫…
「…紫桜、大丈夫か?」
「へ?あぁ、大丈夫です」
<ゴクンッ>

