不思議な粉を使わなかった次の日から、ブルーは異変に気付いた。
何もしていないのに、勝手に魔法が使われていた。
魔法使いは、不思議な粉の効果が切れていることに気付いた。
ハッとしたときにはもう手遅れだった。
ブルーは力を制御できなくなってしまったのだ。
これでは、いつ兵士がブルーを排除しに来るかわからない。
魔法使いは、ブルーに外に出ることを厳しく注意した。
「絶対に外に出てはいけないよ。この家から出た時、お前の命はないよ」
魔法使いは、一切外部に触れないように、
家を透明な壁で囲った。
ブルーは、いつも外に出るのが日課だったのだが、
外に出ることが許されなかった。
しかし、ブルーの魔力は巨大すぎた。
どれだけ隠そうとしても、どこか小さな隙間から魔力が漏れてしまった。
それを見かねた国の兵士は、大軍を引き連れて魔法使いの家にやってきた。
「貴様の家から、異常な量の魔力が検出された。家を調べさせてもらうぞ」
いきなりの来客に、魔法使いは対応できなかった。
「それは迷惑というものだ。早く立ち去るがよい」
魔法使いは、どうにかしてこの場を抑えなければ、
自分も、ブルーも命が危ういことを感じ取った。
「何もないならさっさと見せろ!そうすれば立ち去る」
「何もないと言っておろう!!立ち去れ!!!」
怒鳴り合いになってしまったが仕方がない。
これで、上で寝ているブルーが起きなければいいのだが…

