Blue sky days


 王子からブルーを受け取った魔法使いは、すぐに子育てを始めた。
ミルクを温め、ゆりかごにブルーを寝かせ、部屋の準備を整えた。
ブルーの髪を撫でていると、ペンダントが光った。
ペンダントに触れると、妃が映像となって出てきた。

「はじめてお目にかかります。ブルーの母親で御座います」
礼儀のしっかりとした美しい女性に、
確認しなくても魔法使いには誰かがわかった。

「私が、この森の魔女だ。あなた様は、ブルーが危ないことを悟ったのかね?」
妃は魔法を使った。そうまでして確認しておきたかったのだろう。
魔法使いは、映像に近づいた。
「城にいては危険なんです。ブルーを頼みます」
そう言い残して、妃は消えた。

 日が暮れてくると、魔法使いは家の明かりをつけた。
おなかがすいたから、ホットケーキを焼いた。
ブルーは、魔法使いの焼いたホットケーキを欲しがった。

 すると魔法使いは、不思議の粉を一つまみとって振り掛けた。
そして、ホットケーキをブルーの口に運んだ。
おいしそうに食べるブルーを見て、魔法使いは満足した。

 それから魔法使いは、ブルーの食べるものに不思議な粉を必ずかけた。
粉が足りなくなると、小人に頼んで運んできてもらった。