今のうちに状況を整理しておこう。
一番前に一人、丹野さんが座っている。
いわゆる上座。
で、テーブルの横側に2人づつ、
俺・野口さんと、向こう側に、
加茂さん、太一さんが座っている。
「まぁ、今回の会議の内容は、
この間の事件についてだな」
丹野さんが仕切りだした。
考えなくてもわかる会議内容
なぜ会議を開くのかは…考えないでおこう。
しかし、あんなことがあったのに、
学校側は何もしないのだろうか?
「…今回、東雲が魔物を使って襲ってきた目的は明白だな」
あ、先輩たちにはわかるんだ。
加茂さんがつぶやいたが、
俺には目的がわからなかった。
「東雲の目的って、なんだったんですか?」
言ってはいけなかったのかもしれない。
先輩たちの目が全部こっちを向いた。
「…え?気付かなかった…?」
野口さんが不思議そうに、
片言に近い感じで聞いてきた。
「…?分かりません」
先輩たちがあきれだした。
太一さんなんか頭を押さえてる。
「まぁ、目的が自分だったなんて、
気づきにくいからな」

