…そのあとに何があったかは思い出したくない。
野口さんが俺をお姫様抱っこして、
そのまま俺の家の近くのコンビニに飛んだ。
「あーもうっ!!!!」
シャワーを浴びながら、
俺は思い出したくないことを思い出していた。
ほんの数分前の出来事だ。
忘れられるわけがない。
野口さんには、ジュースとおかしを振る舞って待機させてる。
なんか変なことしなければいいけども。
やっぱり、シャワーを浴びるとすっきりする。
石鹸を流しながら、俺は、そんなことを思っていた。
髪も洗い終わった俺は、
風呂場から出た。
バスタオルを取って、
ドライヤーで髪を乾かす。
髪を乾かすだけで5分以上はかかるから面倒だ。
髪、切ろうかな。
腰のあたりまである黒い髪をなでながら、
俺はそんなことを思っていた。
「よし、乾いた」
服も着替えてドアを開ける。
洗濯機に着替えを入れた後、先輩のもとに向かう。
「野口さん。お待たせしました」
先輩は、いつもポケットに所持しているラノベを読んでいた。
一回行っただけでは気付かなかったらしく、
どこまで近づけば気づくか、
試してみるか。

