幼馴染的恋愛理論。

「恋・・・かぁ・・・。」

「え、美月って恋してんの?」

「あー・・・そうみた・・・って!!翔!!!」



心臓がドキンッ、と大きく高鳴る。
びっくりしすぎたのか、好きだから・・・なのか分からない。

一方の翔は、どこか余裕で。
ニヤニヤしてこっちを見ている・・・。




「・・・おまわりさーん、変態がいまーす」

「は!?俺!?」

「あんたしかいないって。何なの、幼馴染をニヤニヤ見つめて。とうとう変質者の道を歩むのねおめでとー」

「うるせぇって、このゴリラ」

「は!?黙りなさいよこのクソパンダ」

「パンダ馬鹿にすんじゃねーぞ、パンダ」

「そうね、じゃあゴキブリね」



翔は、ふふっ、と白い歯を見せて笑う。
可愛いけど、どこか大人っぽくなった笑顔にまた少しドキッとした。

他愛のない会話。
周りから見れば、ただの仲良しな男女にしか見えないだろう。

でも、それがどことなく嬉しく感じる。


昔からそうだけど、翔といると楽しい。
ううん、安心する。



・・・本当に好きなんだろうなぁ、私。




「てかよぉ美月。」

「何?」

「今日、時間あるか?」

「・・・特に何も」

「おっ、ラッキー!じゃあさ、久々に「あそこ」いかね!?」



顔をキラキラさせて翔は言う。



「・・・「あそこ」って・・・!!」

「そうだよ!!行かねぇ!?」

「いっ・・・行きたいっ!!」

「よっし、じゃー決まりな」



「あそこ」・・・とは。




私と翔にとっては、かなり懐かしく
そして、大切な場所だ・・・・・・。