「はい、どうぞ」

「ありがとうございます」

「じゃあ僕は外待ってますね」

そして私は着替えた。

ガラッ

「沖田さん、着替え終わりました」

「……」

「どうかしました?」

「…いや、何でもないよ。じゃあいこうか」

「はい」

そして私たちは道場に行った。



「やっときたか、総司」

「あれ、土方さんが審判やってくれるんですか?」

「おう」

「じゃあ始めましょ」

「分かりました」

「それじゃあ、両者構えて。
……始め!!」

それは一瞬のことだった。

凛が沖田の後ろに回り込み首に竹刀をすんどめで打ち込んだのだ。

「……………勝者、凛!」

「………スッゴク強いんですね!凛!」

「ありがとうございます」