sied彩香


颯人の告白から一週間が過ぎた。
でも、あたしの決意は着かない。
ふと颯人のほうを見ると目があった。あーーーー照れるわ\\\
なんて思いながらあたしは数学の先生の子守歌を聞きながら眠りについた。



「やか。彩香っ。あや、か、あ、あ、あ、あやかーーーーーーー。放課後―――だよっおいっ」

うるさいなー。この声の主はあれかきっと梨央だ。よしっ寝よう。そう思って二度寝をしようとしたら耳元でさっきとは違う声が聞こえた。

「おい。起きないと犯すぞ。」

低くて甘い声があたしの眠気をしっかり覚ました。
びっくりして顔をあげるとそこには颯人がいた。
こんなこと言う人だったけ?
颯人はあたしの事を見ながら梨央と楽しそうに笑っていた。

    チクン。。。

あれ、なんか心ん中がモヤモヤする。
嘘でしょ。無いでしょ。え、ないない。ええええええええええーーーーーーーー



あたしは颯人の事が好きになってしまったみたい…

自覚が出ると顔にすぐ出た。

「あれ?彩香顔赤くない?風邪ひいた?」

梨央ぉぉぉぉぉ涙
このタイミングで気づかないでよ涙
しかも梨央はあたしが好きな人と話したりすると顔が赤くなっているのを知っている。。。梨央は嬉しそうにニヤニヤしていた。


「ううんっ。大丈夫。帰ろっ。」

「んだなっ!」

ってなんで颯人が返事するわけよ…

「りお~。かーえーろーーー。」

あたしは叫んだ。颯人をシカトして笑
でも梨央はニヤニヤしながら

「ごめーん。今日は彼氏と帰るから~。」

くうううう、最近飽きたとか言ってた癖にぃぃぃ。
はぁーーーーーーーーー。
あたしは大きなため息を着いてから梨央にサヨナラを告げた。