辛かった。 だけどやっと退院できる。 それが何よりも私の幸せ。 大好きな家族に見守られて、大好きな友達とお喋りできる。 その反面。 私は怖くて仕方がなかった。 5歳のあの時を鮮明に覚えてる。 いつめまいがして、いつ大好きな食べ物が口からでてくるのか。 怖かった。 いつも思う。 この身体は私のものじゃないんだ。って。 誰かによって壊されていくんだ。って。 それをお医者さんは助けてくれる。 そう信じていた。