ただいまー。
玄関でそう言って靴を脱いだ。
おかえりーあら、早かったのね?
母がそういいながらリビングからでてきた。
「うん!なんかあっというまだったよー」
うちはシングルマザーであたしのうえに社会人の優しい姉がいる。
家族3人仲良く暮らしてきた。
父はあたしが幼稚園児のときに離婚して家を出ていった。
でも母は弱音1つ吐かずにがんばってくれた。
「今日はカレーよ。はやく着替えてきなさい。」
母がそういってリビングへと戻っていった。
あたしは二階へ階段を登って自分の部屋へと入った。
制服から部屋着に着替えて机に腰掛けた。
すこし、授業の復習しておこっと。
優等生に見えるがまったくの気まぐれだ。
スクバからテキストとノートを取り出し、ペンケースを手にとった。
英語の英文を翻訳してみることにした。
今日ならった通りに翻訳。
あっという間に終わった。
時計を見ると6時半だったからリビングへ入っていった。

