恋色キャンバス


スマホを片手に緊張していた私は公園の前でキョロキョロと周りを見て、悠を探していた。

なんせ、女子と帰るのは何年ぶりか...

いつもは恭太とばかりだったな〜

と考えていると、

ワアッ!

「きゃっ!ゆ、悠!?」

悠が後ろから忍び寄っていた。

「びっくりドッキリだいせいこーう♡」

悠は一人でなにやらキャッキャッ騒いでいる

そんなに人を驚かすのは楽しいのかな..,
「悠ー!驚かせないでよ...びっくりしたぁー」

「キャハッごめんごめんて!じゃあさっそく行きますかぁ!」

まったく反省の気配なし...か笑

私達二人は自転車のペダルをこぎだした。



教室に着くなり、悠のバスケ部の友達達が集まってきた

「悠〜隣の子、なんていう子?」

いろんな方向から興味津々の目で見られていて恥ずかしい...

人見知りの私には地獄だ。