恋色キャンバス


宛先小野田日香理

送信者“福井恭太“

「久しぶり

俺知ってると思うけど来週日本に帰ってくるから。

早速来週のあさってには片付け終わってると思うし迎に行くから。

じゃあな」

....っ

それは恭太からのメールだった。

驚きすぎて手からスマホが滑り落ちていた。
「あっ!....スマホが....。」

な、何やってんだろ。

なんでこんなにドクドク鼓動がなっているのだろう。

来週って...


あと5日しかないじゃん!!

どうしよう。

そんな心の準備もままにならないまま帰ってくるの?

早いよ...

遅かった...

帰ってくるの遅すぎ...

うちがどれだけ待ったと思ってんの...。

あんなに見送ったときは泣きそうだったのに。

いざ帰ってくるってなったら胸が苦しいじゃん。

ほんとむかしから変わらないよね。

恭太は。

そう考えながらメールの返信を打った。

「うんやっと帰ってくるんだね。
朝待ってる。」

そう返信した。

ほんとは久しぶりだねとかあっちではどうだったの?とか聞きたいことたくさんあるけど。

私には勇気がない。

胸が苦しくて。

好きすぎて。

怖い。