真っ暗な部屋に、ベッドの軋む音が響く

震える手で触れた有希の身体は

細くて

柔らかくて

滑らかで

少しだけ、冷たかった



「瞬…くん…っ」



触れた部分から、少しずつ熱を帯びていく身体

扇情的に、潤んだ瞳

唇を落とすたび、紅く跡がつく白い肌




「有希…」




何度も角度を変えて、キスをする。

舌を絡ませ、息継ぎのように、時折離れる。

吐息まじりに、有希が俺の名前を呼ぶたびに、

昇りつめてしまいそうな欲望を、必死に押さえ込んだ。



「…っ!」

「ごめ…、痛い、だろ?」

「…ううん、だい、じょうぶ…っ」




ゆっくりと、ゆっくりと

有希の身体に、自分を沈めていく



距離が、ゼロになる