片翼の白


「まぁとりあえず、
荷物取りに帰って待ち合わせしよや」

「おう。」


羽鳥と別れて、俺らは帰ろうと
靴を履き替えていた。

「あ。」

「ん、どした??」

河上の間抜けた声に俺は反応した。

河上の視線の先には、朝出会った
少女の姿があった。