「忘れもん。」
「そっか。」
「手伝う?」
「うん!やった!」
その会話の繰り返しで、丸1週間ほど経った。

日比谷くんがぱったりと来なくなった。
そんな事私にはどうでもいい。

うん。そうだよね。なのになんで?
なんで涙が出るの?

「どーした!?」
ん?聞き慣れた声。私がいつの間にか
大好きになってた声。

「なんでもないよ。」
「なんでもない訳ないだろ!言ってみ?」
伝えたい。伝わらなくてもいいから。
「....あっ...たし...」
「ん?」
言わなきゃ絶対後悔する!
「あたし、日比谷くんが好きです!」
「...え?」
目を見開いた日比谷くん。でも、すぐに
口を開いた。

「オレもだよ?」
「えっ?」
「オレも転校してきた時から気になってた。」

だんだんと日比谷くんが近づいてくる。
心臓の音がうるさい。

そして、日比谷くんの顔が超至近距離///
恥ずかしくて目を合わせられない。

「オレ、結構嫉妬深いよ?」
「えっ!///」
「あっははー!顔真っ赤ー!」

そして、私たちはちゅっとリップ音を立てて、甘いキスをした。


-END-