碧い月下美人

渚が鋭過ぎるのだと思う。


ーー
ようやくだるかった1日が終わり部活着に着替える。


陸上は好きだ。


走るのは気持ちいい
走っている時だけは様々なことを忘れて、無心になれる



ウォーミングアップを済ませ、流しと、少し軽めに走る。

だんだん体が温まってきて、足がよく動くようになるのを感じる。


スパイクに履き替え軽めに走ろうとした時声をかけられた。


「奏ちゃん!今日部員みんなで夜ご飯を食べに行くんだけど、奏ちゃんも一緒に行かない⁉」


「…ごめん。」


「そっかぁ残念!いつも奏ちゃん忙しいみたいだよね〜」