「えぇえぇえぇえぇ~?!
…そんなの無しでしょ~?!」
必死で、周りの目なんて無視して芹奈の肩を目一杯揺すった。
お願いって、何回言っただろう?
せめて25日にしてくれても―…
…いいじゃない?
それでも芹奈姐さんは強かった。
高いヒールをカンっと地面にぶつけて音を鳴らし、
堂々と腕を組んで、
サッと髪を掻き分けて―…
「ウチらのサークルのクリスマスパーティーは、
もちろん、明日24日の3時から決行いたします!」
普通に見たら、カッコいいけど。
今のあたしから見たら、極悪女王様にしか見えないよ?

