青い空に眩しい日射し!
暖かな空気を思いっきり吸い込んだ。


『ふぅ~!今日から新たな門出だなっ』

ぼそぼそ
独り言を言いながらお婆ちゃんに入学祝いで買って貰った自転車を手でなぜる。

ピカピカのチャリに
ビシッと糊のきいた制服
ピカピカなまだ固いローファー。。
最高だなぁ!

いいことがありそうだ!!。

と庭でゴソゴソニヤニヤしてると
携帯がなる。。。



『おっはー!どうする?早めにいっちゃう?』
中学の時に同じバスケ部だった
順だ。。
中学の時はそこまで仲良くなかったけど高校が同じになって初めて連絡先をきいた関係。。。



『おぉ!早めにいこうぜ!飲み物買いたいからコンビによって行きたいから!』



『じゃ守屋のコンビニで待ち合わせな!



『了解っ!じゃ!』

携帯を切り鞄にしまうついでに
財布を探す。

チャリを大きくまたいで
春の清々しい風を切り裂くように
スピードをあげた。。。


コンビニで飲み物を買ってると順が入ってきた。


『おっ!』

小さくてをあげ

先にレジへ向かう。

コンビニには新しい制服をきた
学生が数人いたが同じ制服は順だけだ!


順はバスケ部でも一番背が高くブレザーが物凄く似合う。

なんか負けてるなっ…


と自分を見る。。

裾がすこしダブついてるがまだ大きくなるからとばぁちゃんが裾上げを長めにした。。。

『よし!じゃっいこうか?』

順がコンビニから出てきて髪を逆立ててる。。


『じゃいこう。』

無言でのチャリ行動

なのに何故かドキドキしていた。


校門が見えてきた。
胸にはなをつけた
先生と先輩か?
数人校門にたっていた。



『おめでとうございます!』
校門をくぐると
一斉にお祝いムード!


無表情な順をちらっと見ながら
俺はせんぱいとかに
にやっと
『ありがとうございます。』と言った。

それを見て
順が笑ってた!。

またまた俺はなーんか負けた気がした。



一年チャリ置き場は紙で出来た花が

ペタペタ張ってあった。

チャリを停め

クラス発表の張り出してある紙を見に行った。

七クラスあるみたいだ。

俺は三組、順は四組。


クラスは離れたが隣かぁーと思いながら

『おぃ、歩夢隣だな!』
と順に言われた。



『おぉ!離れたなっ』

と答えながらクラスに知ったやつはいるか指をずらしながら見ていた。



順は小さく手を上げさっさと校内に消えていった。



知ってるやつは5人、男が俺と二人、後二人は女子。


特別なかいーやつは居なかった。



俺も急いでクラスに向かった。。














『』