妖の姫と恋をして 1






「妖姫…悪いが今の俺には

お前を殺せない。」





妖姫
「やっぱり…

神はわらわにその罪を背負って

なお生きろと言っているのか。

だから敵であるお主にさえ

殺されぬのか…

なんとも悲しい現実じゃな。」



そう言って、妖姫はふっと

嘲笑うかのように笑った。