妖の姫と恋をして 1







-Side Aira-






授業が終わってすぐ私は零に呼ばれた




愛蘭
「あれ?

屋上で待ってるんじゃなかったの⁇」







「そうしようと思ってたんだけど

楓雅に邪魔されそうだから

迎えに来たんだ。」






確かに秘密とは言ってたけど

そんなに隠すほど大事な用なのかな






愛蘭
「そうなの⁇」







「うん

ほら、早く行こう」







そう言って零はにこっと笑った


まさかあんなことを言われるなんて

知らずに…





愛蘭
「う、うん」