不器用な彼の愛情表現

「久美さん! 戸田教授 朝からキティーちゃん見てニヤけてるんですよ!」




あ~あれ私の合鍵とは言わず



「キモイぐらいに。」



キモイって 一応私の彼氏



見に行ってみようかな~
本当に 昴がニヤけてるのか・・・




お昼休み そっと研究室に入る
いつも通り 白衣を着た昴



横から 覗くと・・・・
いつも通りだった




「久美?どーした?」




にやけるどころか 冷静な顔だし



「何で 驚かないの?もしかして 気付いてた?」




「あぁ。匂いで。」