「戸田教授!こんな所に・・ 皆お待ちです。」



関係者だろう
この人も 汗だくだ



昴を探し回ったんだ



「あぁ。」




「私 帰るね。」




眉を下げて困った顔



「ごめん。」




「良いよ。頑張ってね。」



ベンチから立ち 出口へ



「久美。」




後ろから抱きしめられ 首に顔を埋める
その行為に 心臓が飛び跳ねた