レオンのベルにハートと溶けていく街が映る…

(ハートは裏切りものなの?! )

ハート!
どういうことだ?

黒いラフィアを奪った時にこの力の強さを知ったわ…あなたのベルやファイなんかではとても追いつけない程の力。
それと、子猫ちゃん?!
わたしにも見えるのよ、ラフィアがね。

…え?

あなたのラフィアを教えてあげようか?

( …ハートは黒いラフィアの力に呑み込まれた…。わたしは自分のラフィアを見ることができない )

黒?

白?

どっちだと思う?



ロイが割って入る

ハートどういうことだ?
どうして反逆者を売った?お前も神に賭けられたのか?

反逆者?!神?!
知らないわよ。わたしは賭けの対象になんてならない。黒いラフィアは飾りよ…

ハートは不気味に笑う…

周りには何人かの影が見える…

ロイ・マジックさんですね?
はじめまして、我々は反逆者でもない黒いラフィアでもない…

…と今はそれだけ言っておきますよ。

反逆者の皆さんは残念でした…仲間に誘ってはみたんですがね、、返事が遅いから殺しちゃいました。

…お前たち!

ロイ…僕が話すよ

レオンがゆっくり話しだす…

君たちの目的はなんだ?

…レオン君、氷の刃…いいよねこっちにこないかい??

君たちとは嫌だね。

目的はね、黒いラフィアの連中も反逆者も…そして神をも超える存在を作ることですよ。

そんなことできないでしょ?

…レオン君、それが出来るんだよね、、、
我々の戦力は君たちが想像してる以上だよ。
そしてこれから増えていく、今も増えてる所だよ。こうやって街が消えて、その中にも強い奴がいるからね。




ロイもレオンも何も言わない…

(…ハートが裏切って黒いラフィアでも反逆者でもないやつらと共にいる)

ハートが男を連れてくる

彼はこの街で1番強いのよ

…でもね、仲間にはならないっていうの

だから…

ハート!!

ロイが叫ぶが

男はベルを出すこともなく溶けて行った

…どうして

ロイ、あなたはどうしたの?裏切りなんてよくあったことじゃない?



切られる覚悟のあるやつは切ってもいい。

でしょ?
反逆者はよく言ってたわ。

だから反逆者を切ったというのか??

そうよ。

そのうちあなたたちにも会うことになるわ…その時は消えてもらうからね。

くっ…

レオンもね、2人仲良く消えてちょうだい。

あはは、君に僕も溶かされちゃうんだ??

その余裕も今だけよ…

この街にはもう用はない、いくぞ。

角…角の生えた男がいる。

ロイ、レオン、またな。
ネロにも挨拶しとくか…

ベルの映像は途切れた…

ロイ?今のはだれ?

ロイ??


…鬼だよ。

鬼?

そうだ…

お前の爺さんのダンガンをとめた男…神を守ってこの世界を続けさせた。

…鬼、、、

(鬼と呼ばれるやつら…
神と黒いラフィアの四人…
ネロ…
そしてわたしと、反逆者ロイ・マジック、レオン



くそ!!
ハート!!!

…レオンは黙っている

血が降るぞ…

血が?

鬼だよ…あいつは血を降らせるからな
ネロがもしもあいつと一緒になれば厄介なことになる、今戦力が1番少ないのは俺たちだ…神のところに行くにもハードルが増えた…。
レオンどう思う?

僕とロイがいるから大丈夫だよ。

レオンは軽く考え過ぎだ

ロイ…考えても考えなくても進むか立ち止まるだよ。

わたしは進む…

あはは、ヒカリに言われちゃったね!

レオン!!…まぁそうだな

ロイ…ヒカリ…だけどね鬼とは戦わないことだよ、三人でも勝てないから。

そんな…。。。

レオンが言ってることは本当だ…白でも黒でもないものを作ってる。会えば逃げろ




わかった…。
ロイ、次はどこに行くの?

ルイスという町にアームストロングという男がいる。そこに行こう。

ルイス…ルミナスでも南の小さな町…

彼は情報を持ってる、黒いラフィアもハートもそこに行く可能性がある。

先に行かれると面倒だからな…

わかった。

場所をベルで確認するぞ

うん。

じゃあ、飛ぶぞ

うん!わたしはベルを開く

そうそう。ヒカリ、ベルはそれぞれ力が違う。
お前のベルは特別だからな…
俺たちよりも早く着くと思う。向こうでウロウロしないで待ってろよ!

うん。わかった…

転送は10分くらいかな…

じゃあ、ルイスで

うん。

(わたしと、ロイ、レオンはルイスへ飛んだ)



ストンっ

ここがルイス…聞いてたよりにぎやかな場所

ロイとレオンはまだみたい

人が多い…はぁー。

ここなら大丈夫かな。
お祭りみたい

トンっ

?!

肩をだれかが触る



やっぱりここに来たの??子猫ちゃん?

ハート…!

黙って、ここは人が多いからね

ハートに握られてわたしは飛ばされた…

人がいない…



君がヒカリかな??

角!!

( …鬼って言われてた男がいる )

あの爺さんに孫がいたんだな…。

単刀直入に言うと、君のベルが欲しい。

え?!

ベルだよ。


いやよ!

そうか…それなら…



わたしが殺る

(ハート… )

少しは戦えるようになったの??

…なったわよ!

そう…

(ハートのベルから紅くて熱いものが流れ落ちる…)

溶ける?


え??




ハートのベルから溶岩の液のようなものが飛んでくる

わたしはベルを出してハートの後ろに飛ぶ

…遅いね

うっ…お腹が

少し蹴っただけよ?

くっ…わたしは鎌を出す

風の切れる音が響く…

少しは勉強したようね

ハートの熱い液が飛んでくる…

避けるだけで精一杯…





うっ…熱い!!
あーー!!!

腕にあたった…

うるさいわね、そのまま溶けてみる?

ハートの熱い液が飛んでくる…

だめ…熱い…痛い

…よけれない

…ロイ、、早く来て…


?!

目の前に大きな男がいる

吸い込んだ?!
ベルでハートの熱い液を吸い込んだ…

うちの町で暴れてくれるなよ…。

ガン!!!

言葉もなく
ハートが吹き飛ぶ…

鬼の前に大きな男は歩いていく…

アームストロングさん…会えて光栄だよ。

鬼の仲間が間に入る

…邪魔だ

ズズズズ

頭を押さえられた鬼の仲間は一瞬で地面に埋まった

鬼が口を開く

やぁ、アームストロング

ドンッ!!!!!!!!

すごい衝撃…爆音が響く。

強くなったじゃないか?
今は鬼か??

剛腕…アームストロング、あなたが弱くなったんじゃないですか?

偉そうに…俺を探しに来たんだろ?手間が省けたな?!

…アームストロングのまわりには三人の仲間らしき人物

鬼とアームストロング…

鬼は椅子に座ったままだ…

はじめようか?

鬼はつぶやいた…

…開戦だよ!

わたしは動けないでいた